テーマ:読書

読書日記 「真実 新聞が警察に跪いた日」 調査報道の大切さを再確認

北海道警察の裏金事件。すっかり忘れていた。北海道だけでなく、全国の警察、それだけでなく全国の多くの自治体が手を染めていたの裏金作り。 喉もと過ぎれば熱さ忘れるの通り、すっかり忘れていたけれど、裏金作りはもう行われていないの? そんなことないんじゃないかな? だって、この本を読むと、警察は改まっていないような気がする。 組織は存続…
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読書日記「ジェノサイド」 とにかく文句なく面白い

このミステリーが面白いや週刊文春ミステリーベスト10 の国内部門で2011年NO1になった作品。 気になっていて、以前から読もうと思っていたが、やっとよんだ。こんなに面白いなら年末年始に読めばよかった。 面白い本を読んだあとに「この時代とこの場所に生まれた」ことを感謝するが、今回も同じ。 「神様ありがとう」 本が読めて、理解…
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読書日記「新リア王」 スーパー行政マンや研究者と話し、登場人物の政治的ニヒリズムを思い出す

高村薫が、保守王国、青森の政治家福澤榮を主人公に据え、その息子や甥などの親族との葛藤と、冷徹なまなざしで国家政治や地方の経済、政治状況を語らせることで、現在の政治状況を予感させている政治小説。 父と子。その間に立ちはだかる壁はかくも高く険しいものなのか――。近代日本の「終わりの始まり」が露見した永田町と、周回遅れで核がらみの地域…
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読書日記「チャイルド44」 原発はソ連と同じだと知る・・

2009年のこのミステリーがすごい海外編で1位になったのかな。 1933年、ソビエト連邦ウクライナのチェルヴォイ村で、兄パーヴェルと弟アンドレイは、猫を捕まえようと森の中に入るが、パーヴェルは行方不明になってしまった。その二十年後、幼児が行方不明になる事件が発生した。レオの部下フョードルの息子アルカージーも殺害される。スターリン支…
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読書日記「半分のぼった黄色い太陽」 まだ心と頭の80%はナイジェリア!

チママンダ・ンゴズィ・アディーチェという、ナイジェリア人の女性の手による小説。彼女は米国とナイジェリアを行き来しながら活動。英語圏でもっとも注目されている作家の1人で、作家活動のみならず、ナイジェリアの中でライティングのワークショップを開いたり、小学校を回ったりしながら、未来の書き手を育てようともしている。 「半分のぼった黄色い太…
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読書日記「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 入門書としていい

岩崎七海さんの初の著作で、青春小説。 メインテーマが、ドラッカーの『マネジメント』! すごくない? 小説としては、どうってことないけれど、ありがちな展開と、安易な流れ。 しかし、『マネジメント』を読んだ人が、でも、それをどのように実際の組織に適用したらいいのかわからないという人が、その手がかりにするにはいいかも。 大仰…
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読書日記「若者のための政治マニュアル」 若者ではないが勉強になった

北大教授の山口二郎さんの「若者のための政治マニュアル」。ずっと本棚にあって、読まなくちゃと思っていたんだけど、やっと読了。読み出すとあっという間だった。 民主主義を使いこなすための10のルールが書かれている。 これは、大人でも必要なルールですね。 民主主義を大切にし、「当たり前」とされている言説を疑い、弱者が本当に何の支え…
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読書日記「生活保障 排除しない社会へ」 仕事がないとなぁ

生活保障は生活保護とは違う。「雇用と社会保障を結べつける」意味を持っている。 学校とでて、働いて、女性は結婚で労働市場から出て、病気や加齢でも労働市場から出て行く。一度労働市場から出て行くと、なかなか戻れないし、正規の雇用も難しい。 そんな社会を変えて、労働市場を中心に、教育、家庭、失業、心と体の弱まりや加齢などの5つのステージ…
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読書日記「森の道楽」 すごい、うらやましい~

今年の3月、宮城県登米市の登米森林組合に行き、山の斜面に放置された畑の刈り払いを手伝った。 草刈機のような刈払い機で、笹や野ばら、ツタ、竹、枯れた木などなど(名前が分からないものも)がどんどん刈られていくので、それをフォークで集めるという作業をした。 車が置いてあるところから見上げると、斜面が左から右へどんどんきれいになっていくのが…
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読書日記 「ベビー・ビジネス 生命を売買する新市場の実態」 貧困が遺伝子にまで及ぶかも 

 以前、斎藤貴男の「機会不均等」を読んだ時に、「未来世紀ブラジル」ではないが、出自により階級を破壊するのチャンスが学歴や金銭であったが、遺伝子による階級が出来てしまったら、学歴も金銭ももう階級を破壊する手段になりえないな、という薄ら寒さを感じた。  私が、生殖補助技術に対してすわりの悪いものを感じているのは、優生思想なのだけれど、…
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読書日記「ドキュメント 高校中退 今、貧困がうまれる場所」 どうしてこんな社会になったんだろう

埼玉県の高校で教鞭をとっていた青砥恭さんが、自分の足で歩いて聞いた高校を中退した若者の現状と育った家庭、今の思いなどが収められている。 教育現場の人も、そうでない人も必読の書だと思う。絶対読んで欲しいのは、大阪府知事と文科省の役人。 ここで、浮き上がってくるのは、進学校と中堅校、底辺校の間での、学力以上に経済に差があるという…
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読書日記「デンデラ」 「働くことしか能がない」(麻生発言)から捨てられるのか・・・

朝日新聞7月23日の朝刊に内山節の「農業・農山村ブームの再来 近代へのニヒリズム」という論考を読んでいて、その同じ面に佐藤友哉作「デンデラ」の書評が載っていた。 楢山節考のその後、というか、姥捨て山に捨てられたおばあちゃんたちが、生きて、コミュニティを築いていたという話だというので、面白そうだと早速読んだ。 面白かった。 …
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読書日記 図書館の神様  青春だね

瀬尾まいこの作品は初めて読んだ。 出張で盛岡に行く途中、新幹線の時間調整中に大宮のKIOSKで購入。文庫の帯にあった「これって、せいしゅん?」「どうやらそのようですね」を読んで、青春からはもうかなり遠くなってしまった、郷愁なものにつかれて手にとった。 アクシデントで思い描いていた未来をあきらめて、傷ついた心を抱えて国語教師とし赴…
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読書日記「代理出産 生殖ビジネスと命の尊厳」  階層と搾取っていう言葉が浮かんだ

 代理出産は、搾取か? 福音か?不妊に悩む夫婦にとって「福音」といわれる代理出産。しかし貧困層のブリーダー階級化などシビアな問題が山積み。このテーマを長年、追いかけてきた著者が議論不十分な日本社会に問題の本質を説く!  著者の大野さんが、米国の代理出産の関係者と、日本の諏訪マタニティクリニックの根津八紘医師などを丁寧に取材すること…
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読書日記「翻弄者」 最初は面白かった

バグダットとケープタウン、キューバで出会った人々について、小説のように書いているのかな。 最初の1本、フセインの預言者、ジャマールの話は出色。独裁者として、米国によってまっつされたサダム・フセインの親子2代渡って預言者をした男。王宮(?)での暮らしは、フセインの独裁者的な小心振りがよく出ていた。悪い予言を信じない男、何人もの預言者を囲…
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読書日記「のぼうの城」 すごく面白かったよ! 読書の楽しみを味わえます

以前、ビッグコミックスピリッツで漫画化さんれていたんだよね。ベストセラーの「のぼうの城」ということで、楽しみに読んだが、つまらなかった。 何でこんなつまらない小説がベストセラーなんだって思ったんだよね。のぼうが忍城での戦いで勝った理由が分からないし、それぞれのキャラクターが浅くてさ。 それで、原作に食指が伸びなかったが、持ってい…
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読書日記「おひとりさまの老後」 安心して死ねるか分からないが、老後を楽しくは生きられる

上野千鶴子のヒット作「おひとりさまの老後」。 この本のヒットのおかげで、お一人様が市民権(?)を得て、レストランでも、旅行でも1人で行きやすくなって、とても嬉しい。 仕事の帰りに、1人でご飯食べていると、女性でも結構1人で食事している人が結構いて、以前は自分以外はあまりいなかったよなぁと思った。きっと、潜在的ニーズはあったが、1人で…
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読書日記「何もかも憂鬱な夜に」 絞首刑の描写はリアルだったなぁ・・・

中村文則が刑務官を主人公にして、二十歳の殺人犯で控訴をするかどうか期限が迫っている男との交流や、刑務官の児童保護施設での生い立ちと施設長との交流、職場での主任の死刑執行の経験などを織り交ぜて、拘置所での暮らしを描く。 テンション低いし、主人公の刑務官が酒をあおったり、けんかしたり、女を殺そうとしたりするシーンがあって、ちょっと読む…
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読書日記「民主主義という錯覚 日本人の誤解を正そう」  しかし、サルコジってそうなんだ?

薬師院仁志の「民主主義という錯覚」では、誰もが信じて疑わない「民主主義」観を根本から見直す!   『日本とフランス 二つの民主主義 不平等化、不自由か』で薬師院のことを知り、なかなか面白かったので、他の本もチェックして、この「民主主義という錯覚」を手にした。 基本的な教養が欠けている私にとっては、「第一章 欧米の民衆主義」は…
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読書日記「あなたも奔放な女と呼ばれよう」 内田春菊の人生ってすごいよなぁ

3回結婚し、3回離婚したうちだ春菊が、3人目の元だんなと同居しつつ、4人の子どもとの暮らしを描いた・・・ってことはなくて、3回の結婚と離婚の中で、婚姻制度や戸籍の問題など、女性がどんなに不利か、結婚することで旦那やその家族がどれほど自分を支配しようとするのかを、散々文句言いながら描き、どんな生活がいいのかを考えていく、エッセイマンガのよ…
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読書日記「チャンネルはそのまま!」 低空飛行のギャグがさえる

「花とゆめ」で描いていた頃の佐々木倫子のコミックスって全部持っているんだよね。 もちろん、ハスキーや獣医ブームを呼んだ「動物のお医者さん」も持っているし、「ペパミントスパイ」や「忘却シリーズ」も。 「動物のお医者さん」は少女マンガなのに、例愛関係一切なし。ひたすら、勉学の場で行われる日常に焦点を当ててぼけていた。 今回は、北海…
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読書日記「モーターサイクルダイアリーズ」 好奇心あふれ、やんちゃで、慈悲があるチェ以前のゲバラ

 28歳の革命を見て、それ以前のゲバラでも知ろうかと思い、「モーターサイクルダイアリーズ」を読んだ。映画のほうが、もっとのちのゲバラなんだなぁっていう感じがあった。  アルゼンチンからベネズエラまでの旅行を、あったことを中心に、23歳の若者らしい、好奇心と、不真面目さと、傲慢さと、優しさと、思いやりとそういうものを詰め込んで記述してあ…
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読書日記「「生きづらさ」の臨界 溜めのある社会へ」 湯浅さん活躍ですね

年末年始の派遣村村長として、派遣という制度の問題から、働いている人を簡単に貧困に陥いらせる社会システムに対して意義申し立てをした湯浅誠さんと、首都圏青年ユニオンの書記長として、派遣で働く人たち、1人で孤立していた労働者に対して、闘いのサポートと何より居場所を提供した河添誠さんが、本田由紀、中西新太郎、後藤道夫の各学者に対して、働く、生き…
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読書日記「フロスト気質」 こんなおっさんが好き

ロンドン郊外の田舎町デントンの名物警部、ジャック・フロスト。 よれよれのコートにえび茶のマフラー、いつも同じスーツという小汚い服装。仕事中毒といえば聞こえはいいが、その内実は決してほめられたものではなく、捜査方法は常に行き当たりばったりで、書類仕事は大の苦手。口をひらけば出てくるのは決まって下ネタジョーク、しかもそのお下劣さとバリエー…
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読書日記「毎日かあさん 5 黒潮家族編」 相変わらずさえて(?)るね

西原理恵子のマンガだよん。 確か、一昨年出た第4巻は、その年一番泣けたマンガという惹句がついていたね。 今回は、泣けないが子供たちの成長振りと、家族の仲良しぶりがよくわかりましたね。 私の周りには息子のようなおばかさんでエネルギッシュで、電波出しているような男の子はいなかった。っていうか、観察能力がなかったのかもしれないが…
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読書日記「オリンピックの身代金」 当時の日本を覆う雰囲気って怖いね

まだ、小学校に上がる前、父は出稼ぎにいっていた。どこにいっていたのか、どんな仕事をしていたのか詳しくは知らないが、一度戻ったときに絵本をお土産にくれたことを覚えている。 そのときは、既に東京オリンピックは終わっていたが、日本全国に高度経済成長の恩恵がいきわたり、インフラが整備されるには時間がかかったので、多分そのどれか、道路工事や…
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読書日記 「ためされた地方自治 原発の代理戦争に揺れた能登半島・珠洲市民の13年」 

 山秋真という女性が、なぜか(理由は明記されない)、能登半島の珠洲市に通い、そこで出合った地元の人たちと交流し、反原発闘争に関わりながら、原発を押し付け無制限に電力を消費する都会の人間であることのやましさを抱え、よそ者として珠洲市の反原発運動に関わることでの批判を受け自問する。  原発(国策事業)のために、大企業が下請け孫請けを使…
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読書日記 「報道されない重大事」  対談が面白かった

斎藤貴男の文庫本です。 ダカーポや東京新聞で執筆したコラムをまとめたもの。 斎藤貴男のものの見方をおさらいするか、斎藤貴男の本書新車の人には面白いかも。 でも、この本のキモは魚住昭と斎藤貴男の対談ですね。 特に司法制度改革で、弁護士や裁判官がどんどん自立できなくなっているというか、体制側に巻き込まれてしまっていること。三…
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読書日記「強欲資本主義 ウォール街の自爆」 そうそう『強欲』なんだよね

 ロバーツ・ミタニ・LLCの創業者、神谷秀樹・・・私にとっては彼と他の強欲なバンカーというか、とレーダーというか、そんな金融機関でお金を右から左に動かしている人は同じに見える。  同じじゃないんだよという、言い訳(?)のような本なのかなぁ。  米国でも日本でも、いわゆる勝ち組と呼ばれる、または自称する人たちって、どうしてアン…
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読書日記「決壊」 疑問は残るが、動機なんて当事者でも分からんのだろうなぁ・・・

平野啓一郎の小説って、芥川賞を取った「日蝕」を読みきれなかった身としては、「決壊」読みたいけど、無理かなぁと思っていた。 秋葉原の事件があり、なんかタイムリーなとこもあったし、人間の心に潜むな悪、または悪意がどのように湧き、それがどのように表出するのかという、大きなテーマを扱っていたからね。 さて、ストーリー。 『決壊…
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