読書日記「ジェノサイド」 とにかく文句なく面白い

このミステリーが面白いや週刊文春ミステリーベスト10 の国内部門で2011年NO1になった作品。
気になっていて、以前から読もうと思っていたが、やっとよんだ。こんなに面白いなら年末年始に読めばよかった。

面白い本を読んだあとに「この時代とこの場所に生まれた」ことを感謝するが、今回も同じ。
「神様ありがとう」
本が読めて、理解できる能力を義務教育で与えてくれる国と時代に生まれた僥倖。本を買うお金を得られる仕事がある幸運。
本を読むことで、様々な経験が出来る。読書が好きである幸せ。

「ジェノサイド」はまるでまたたび、私がネコだったらまたたびを口にした後の恍惚感に浸ったような感じかな。

内容は

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。

いろいろな見方が出来る。
旅もの
父子もの
成長譚
バディもの
科学、創薬、SF、高度通信技術、政治、戦争、心理
そういうものが本当に程よく配置され、物語を深くさせている。
そして、様々な考え方ができる。

ネタばれはNGなのであまり書けないが、まぁ、読書が好きならぜひどうぞ。
絶対損はしないと思う。
後味もさわやかだし。


ジェノサイド
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高野 和明
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  • 小説「ジェノサイド」

    Excerpt: 高野和明という作家の長編小説「ジェノサイド」を読んだ.冒険小説にしてSF,現代の「戦争と平和」の問題が深く折り込まれている.読み出したらやめられない,スリリングな筋立てに感心し,また「米帝批判」を見事.. Weblog: ペガサス・ブログ版 racked: 2012-02-13 13:00