反ー貧困 全国2008キャラバン 出発式に入ってきました

「おにぎりが食べたい」といって、餓死した男性は生活保護を打ち切られていた。
その衝撃的な報道から1年。
生活保護問題対策全国会議が主催して、全国の貧困問題に取り組む団体が共催した反-貧困全国2008キャラバンが7月12日に北九州市(西ルート)からスタートした。
7月13日は浦和で東ルートの出発式が行われたので参加してきた。7月13日は埼玉県三郷市の生活保護申請を死が執拗に断ったことに関連する日付のに由来している。

貧困をなくすんだという思いを込めて、出発式の集会のあと、会場から埼玉県庁まで「貧困をなくせ」と訴えながらデモをした。
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出発式には、元ホームレス、元日雇い派遣、シングルマザーらが貧困の当事者として経験を語った。
ここで分かったのは、多くの人が生活保護というしくみを知らないし、知っていてもどうやって受けるのか分からないということ。それぞれの人は、埼玉で活躍するNPOのほっとポットを知り、相談することで何とか苦境を抜け出した。
また、三郷市の生活保護申請の問題、夜間高校の状況なども話され、当事者や現場から、実際に底が抜けてしまった社会保障、教育行政などのついて語られた。

貧困問題に取り組む埼玉選出の国会議員が挨拶、中央労福協の笹森潔会長が講演。
パネルディスカッションで、1人でも入れる労働組合首都圏青年ユニオンの河添氏が、名の通った企業が労働基準法をまったく無視した、違法行為の労働を強いていること。非正規雇用の問題も大きいが、正規雇用の条件も悪化しているという実態を話した。
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まぁ、経団連の会長の企業からして違法派遣で人件費を圧縮して利益を上げて、溜め込んでいるんだから、おそらく多くの企業の経営者が、違法な派遣は当たり前、労働基準法なんか守らなくてOKって思っているんだろうなぁ。
モラルハザードはなによりも、経団連のトップ企業で行われているわけだ(苦笑)

自立生活サポートセンターもやい事務局長の湯浅氏は様々なデータから、日本の今の状況(OECDの中で自殺の多い国とか、社会保障や教育費に駆ける国の予算が少ない国であるとか)を解き明かした。
そして、入るを多くして出るのを少なくするということをしなくてはと訴えた。
それは、制定賃金の底上げ、老齢年金や障害年金の給付額を上げる、不安定雇用をなくすなど。出るのを少なくするというのは、教育費や住宅費の公的支出の充実など。

生活保護基準(最低生活費)の切り下げ阻止に関しては、本来なら底上げを要求しなくちゃいけないのに、切り下げ阻止を訴えなければいけないことに忸怩たる思いがあるとか。

また、公的支出の充実に関しては、資金をどうするんだという話をする人が多いが、国家財政のことを大企業の経営者なんか考えていないんだ。法人税や所得税の税率を下げて、自分たちの利益を大きくしている。それなのに、なぜカツカツの生活をしている自分たちが国家財政のことを心配して、生活の切り下げに応じなくてはいけないのか、といっていた。
本当にその通り。
厚労省の官僚だって「これから日本どうなってしまうんでしょうね」と、他人事に様な物言いをする。
何のために、私たちが税金を払って君たちを雇っているんだ、そんな無責任のことでいいのか、と怒りたくなる。

全国各地を回り、10月19日には東京明治公園でゴールのイベントを開催予定。
これから全国各地をキャラバンタイが回る。


もうガマンできない!広がる貧困―人間らしい生活の再生を求めて
明石書店

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