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読書日記「出生率0」 未来がないということはモラルハザードを起すこと? すごく汚くてすみたくない
読書日記「出生率0」 未来がないということはモラルハザードを起すこと? すごく汚くてすみたくない 1999年6月30日、アフリカのタンザニアの小さな村で女の赤ん坊が生まれた。名前はエリザベス・ミシェル。彼女の誕生は世界中が注目し、報道し、そして彼女以降、地上には人間の子供が誕生しない。 物語は2006年の6月30日1日だけ描かれる。 日本の7歳と20歳と30歳を迎えた、6月30日生まれの3人を中心に、人間の子供がひとりも生まれなくなって7年経った世界を描く。 ...続きを見る

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2008/09/09 22:46
読書日記「聖域」 私カミサマに遇ったことあるんだよね
読書日記「聖域」 私カミサマに遇ったことあるんだよね もう10年近く前に、仕事で青森県の西目屋村のマタギにインタビューをした。 雪がまだ深い2月末、私は生まれて初めて、フツウのブーツで白神山地の雪の中に立った。その帰り、バスの時間がまだあるので、公衆浴場という趣の美山湖温泉によった。 赤銅色の集めの温泉の洗い場で、後から入ってきたおばあさんとおばさんに会った。それぞれ、地元の人なのだろうが昼ごろお風呂に入りに来るとは優雅なものだと思った。 おばあさんが何かいったが、津軽弁がきつく私には何を言っているのか皆目分からなかった。そこにいたおばさんが... ...続きを見る

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2008/09/07 23:56
読書日記「氷の華」 誰にも感情移入できないところがミソかな(苦笑)
読書日記「氷の華」 誰にも感情移入できないところがミソかな(苦笑) 愛媛県の40代の医師がインドで代理出産を依頼(自分の精子、ネパール人の卵子で、出産はインド人女性)し、子どもが生まれたはいいが、生まれた子供がインドを出国できないということで、騒ぎになっていると報道。 ...続きを見る

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2008/08/21 13:15
読書日記「転生」 パンチェンラマって太った人としか思わなかったが・・・
読書日記「転生」 パンチェンラマって太った人としか思わなかったが・・・ 篠田節子の「転生」。「ゴサインタン―神の座」や「弥勒」のように、社会や政治状況を背景にして、奇想天外(伝奇小説とでもいうのか)などをものしている篠田節子の作品だけにすごく面白かった。 ...続きを見る

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2008/08/19 23:33
読書日記「反貧困 「すべり台社会」からの脱出」 湯浅さんがいることに感謝
読書日記「反貧困   「すべり台社会」からの脱出」 湯浅さんがいることに感謝 7月13日に反貧困全国キャラバンに参加したと報告したが、その時に買ったのがこの「反貧困」。 今年の3月くらいから、買わなくちゃ、買わなくちゃと思っていたが、手元にある本を読んでからと思っていて、後回しになっていた。 ...続きを見る

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2008/08/16 00:28
読書日記「抵抗する自由」 鎌田慧って慧眼だよなぁ
読書日記「抵抗する自由」 鎌田慧って慧眼だよなぁ 毎日新聞の夕刊に雨宮かりんは「蟹工船」については触れるが、鎌田慧の「自動車絶望工場」については触れない、という指摘があった。 小林多喜二の時代よりも、70年代のトヨタ自動車の工場現場の方が、現在のプレカリアートの現状に近いのだろうに。 多分、雨宮はそのとき、「自動車絶望工場」を読んでいなかったんだと思う。 1929年のプロレタリア文学には憧れを持っても、現在に生きる鎌田慧のプロレタリアルポルタージュは生々しいのかもしれない。 ...続きを見る

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2008/08/15 23:47
読書日記「残虐記」 後味の悪さが人生そのものかもしれない
 桐野夏生の小説でカタルシスを感じることはあまりない。  そこまでも陰惨であり、人生というのはこういうものかもしれないと思う・・・いや、犯罪を起こした人、犯罪に巻き込まれた人の人生というのは、いつまでもこういう思いを引きずるということなのだろうかと考えてしまう。 ...続きを見る

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2008/06/24 22:24
読書日記「ご新規 ポンちゃんが行く」  多様性の人だよなぁ
 マティーニを一気に飲み、オリーブを口に放り込んで、急ぎ足でバーを後にする。  氷とバーボンの入ったグラスを回しながら、ひとすすりし、眼下の夕闇を眺める。  ズブロッカをチェイサーと交互に飲みながら、頬杖をつきながらえいひれをほおばる。 ...続きを見る

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2008/06/24 22:09
読書日記「反骨のコツ」 のろくてももっとよく考えなくちゃ
最近、気持ちが低空飛行。 宮崎勤 死刑執行されたんだね。 何で、4人もの少女を殺したんだろう? 精神的に責任能力があるといろんな人がいっている。だったらやっぱり犯罪の動機を解明して、表面的な犯罪防止策ではなく、本質的な人を殺さない社会を作り出さなくちゃいけないと思う。 犯罪の表面だけ、犯したことだけをさばいていたのでは、それでは犯罪防止にならない。 ...続きを見る

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2008/06/19 00:02
読書日記「安心のファシズムー支配されたがる人々―」 嫌な感じをタイトル化してもらった感じ
 監視カメラ、個人情報の管理、刑法の厳罰化・・・  この間の嫌な流れ、多分顕著になったのは01年の米国への同時多発テロでのセキュリティにやたら厳しくなったこと頃からだったかもしれない。 ...続きを見る

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2008/05/20 00:13
読書日記「百姓が時代を創る 食料問題の根っこを考える」  まったくもってその通りだ
 4月の実験村のミニシンポジウムで、昨年12月の山形県白鷹町での農民の集会の話を聞いた。酪農家と稲作農家はお互いに、あいつらはたくさん補助金を貰っている、自分たちは大変だと思っていた。また、商工会などの商店は農民は補助金漬けで自分たちはグローバル化の中、厳しい経営を強いられていると。  しかし、その場でそれぞれが国の政策に翻弄され、厳しい経営をして、借金漬けでやめるにやめられない状況が話され、お互いの状況を理解した。  そこで、農民と商工会の人たちが自分たちで何とかしなければと手を結んで取り... ...続きを見る

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2008/05/06 19:31
読書日記「地域の力  食・農・まちづくり」  食の危機が言われているからこういう話にほっとする
 ジャーナリストで編集者の大江正章が日本各地で展開される、第一次産業や正業を大切にしながら新たな仕事に結びつけ、命と暮らしを守り、柔軟な感覚で魅力を発信している取り組みを紹介している。 ...続きを見る

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2008/05/05 00:41
読書日記「赤い長靴」 読む人によってポイントが違う
 江国香織の本が好きだ。多分、人気作家だけに、好きな人は多いはず。  そして、その人のバックグランドや置かれている状況でこことに響く部分が違うんだろうと思う。  この本は友人から貰った。彼女は、子供がいない夫婦という部分が響いているようだ。彼女が私にくれた時に、子供がいない夫婦の話しとかそういうことを言っていたから。  私は、夫婦でいるのに心が通わないような部分。お互いが全然違うことを相手に感じながら、夫婦でいる。  主人公の日和子の、さびしげで透明感のある、どこにも感情の移入がしようが... ...続きを見る

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2008/05/05 00:09
読書日記「反米大陸ー中南米がアメリカにつきつけるNO!」 南米のような苦難があれば変わったかも日本
 朝日新聞記者として中南米特派員やロスアンゼルス支局長を勤めた伊藤千尋が、中南米に対する米国による侵略と支配の歴史から、現在の反米化を紐解き、そこから米国の未来戦略を読み解こうとしている。 ...続きを見る

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2008/04/27 17:43
読書日記「元刑務官が明かす 死刑のすべて」 現場にいた人の説得力あふれる
 それでも、やはり現場にいればいるほど、システムが官僚的なことで硬直していることと、本当に死刑囚に接している刑務官の並々ならぬストレスが伝わってくる。 ...続きを見る

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2008/04/08 00:34
読書日記「「社会を変える」を仕事にする」 編集のいやらしさはあるが中身はいい
NPO法人フローレンスの駒崎弘樹代表理事が、学生でIT企業の社長だったところから、紆余曲折を経て、病児保育のNPO法人を立ち上げ、無償ではなく事業として成り立たせるまでの話である。 ...続きを見る

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2008/03/25 23:31
読書日記「死刑」 沈思黙考させられちゃう
 森達也の「死刑」、こちらも新聞や雑誌で書評に取り上げられていたので、発売2月で3刷。すごいです。 ...続きを見る

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2008/03/18 22:50
読書日記「ルポ 貧困大国アメリカ」 発売20日で二刷。書評の力か!?
 昨日、「ルポ 貧困大国アメリカ」の著者堤 未果と参議院議員川田龍平くんの結婚が発表されたね。  先月、衆議院会館で川田くんを見かけたので、なんとなく、親近感のあるニュースだった。 ...続きを見る

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2008/03/04 23:14
読書日記「貧困襲来」 これは知恵と社会連帯の本ですね
 湯浅誠は反貧困キャンペーンの事務局長として、活躍している。ここのところ、ワーキング・プアーや、貧困問題、ネットカフェ難民の本を読んでいるが、どの本も現状に対する分析や告発本が多い。 ...続きを見る

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2008/02/12 00:27
読書日記「プレカリアート」 応援しているよ、雨宮!
 まず、プレカリアートという言葉の説明から入る。『不安定なプロレタリアート』の意で、「不安定な(precario)」と「プロレタリアート(proletariato)」の造語。03年にイタリアの路上で落書きとして発見されたという。 ...続きを見る

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2008/01/29 00:27
読書日記「新しい階級社会 新しい階級闘争 『格差』ではすまされない現実」 連帯しなくちゃ私も貧困層に
 昨年、NPO自立生活サポートセンター・もやいの湯浅誠さんの講演を聞いた。『反貧困キャンペーン』の事務局もしているので、現在日本で起きている多重債務、ワーキング・プアー、振り込め詐欺などを貧困というキーワードで結ぶことで連帯できると、キャンペーンのことも湯浅さんは語った。 ...続きを見る

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2008/01/17 23:47
読書日記「普通の家族が一番怖い 徹底調査! 破滅する日本の食卓」 私もグロテスク?
 毎日新聞の書評で読み、なにやら面白そうなので読みました。 ...続きを見る

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2008/01/14 01:02
読書日記「沖縄密約―「情報犯罪」と日米同盟」 過去の話と思ったら大間違い
 「密約」というと、だいぶ前に読んだ澤地久枝の著作を思い出す。沖縄返還をめぐる世紀のスクープを、男女の個人的関係が前面に出され「情報漏えい」に矮小化されてしまった話を、憤って読んだ覚えがある。 ...続きを見る

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2007/12/24 21:45
読書日記「外国人研修生殺人事件」 『品格』という言葉がつく本が売れる国の話とは思えない
 千葉で起きた中国人研修生が3人を殺傷した事件から、『外国人研修・技能実習制度』の現状を日の下に引きずり出したルポルタージュだ。 ...続きを見る

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2007/12/07 23:37
読書日記「センセイの鞄」 恥も臆面もあるということか・・・
 川上弘美をブレイクさせた(?)作品だそうだ。「センセイの鞄」が売れているということも、小泉今日子が主役でドラマ化されたことも知っている。しかし、内容はどういうものか知らなかった。で、文庫化されたので、それも文春文庫と新潮文庫から出ているという人気ぶり(?)なので、ちょうど読む本もなかったので、入手して読み始めた。 ...続きを見る

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2007/12/05 23:58
読書日記『たまには、時事ネタ』 もっと勉強しなくちゃ
 いやぁ、久々の更新。映画は見ていなかったが、本はやんでいたんだよね。でも、仕事での課題と書ばかりで、ここで紹介してもなぁとか思ってさ。『レイドロー報告』なんて、一般的じゃないし(苦笑)   で、久々一般的な本を読んだので紹介。 ...続きを見る

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2007/09/24 15:06
読書日記「安倍政権論 新自由主義から新保守主義へ」 安倍総理がやめないわけが分かる
 安倍晋三とは何なのか。誰が安倍を支えているのか。どんな日本にしようというのか。9条改憲に突き進むもっとも危険な政権。安倍登場の社会的な状況と、彼のバックグラウンド、思想(というほどのものかどうかはさておき)を整理していく。 ...続きを見る

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2007/08/22 23:30
読書日記「官僚とメディア」 メディアリテラシーが問われるんだな
魚住昭の「官僚とメディア」 ...続きを見る

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2007/08/17 13:24
読書日記「毎日かあさん」 西原こそさびしんぼ
 報道ステーションで鴨志田穣の他界までの報道があってね。今年の春、友人たちと早く咲いた桜の下を歩きながら、鴨志田と西原の話をしていたのを思い出した。 ...続きを見る

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2007/08/05 23:45
読書日記「OUT」 普通ってなんだろうと考えた。
 桐野夏生が新境地を拓いた(?)といわれる作品。 ...続きを見る

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2007/08/05 23:14
読書日記「革命のベネズエラ紀行」 ますますチャベスに惚れたよ
 ベネズエラといえば産油国である。そのことに関心をもった小学校5年生の私はベネズエラという国を記憶にとどめることになった。だから、ルーディーのお父さんが隣国のスリナム出身だとか、美人が多いとか、ナマケモノが住んでいるとか、「ウェクスラー家の選択」という本の中で、ベネズエラのマラカイボ湖に遺伝病の調査に行った記述があったとか、そういうこと後付けの知識も増えた。 ...続きを見る

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2007/07/24 23:01
読書日記「ウルトラ・ダラー」 小説としては駄作!!
 元NHKワシントン支局長の手嶋龍一がこれまでの取材を元にして、著した小説。 ...続きを見る

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2007/07/16 22:56
読書日記「水辺にて―on the water/off the water」 緩んだ自分に活を入れる
 梨木香歩のエッセイ。彼女はカヤックの乗り手であり、カヤックにボイジャー号と名付けている。ボイジャー・・・エッセイの中でも触れているが、太陽系を抜けてはるか大宇宙に乗り出した宇宙探査機の名前・・・機械であるが、多くの人がその孤独な旅に人に対するような思いを寄せている、そんな前をつけている。 ...続きを見る

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2007/07/05 12:47
読書日記「柔らかな頬」 逃れてきたと思ったのに誰も追ってこない孤独
 桐生夏生の作品。 ...続きを見る

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2007/07/02 22:54
読書日記「それってどうなの主義」 どうなのよと突っ込みを入れたいことはたくさんあるがみんな感情的だか
 以前、TVで世界の様々な法律をプラスマイナス両面をチェックして、それを日本に導入したらどうだろうというようなバラエティ番組をやっていた。日本に導入した方がいいと判断するのは会場に集まった女性視聴者とタレント。 ...続きを見る

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2007/06/14 23:34
読書日記「日本とフランス 二つの民主主義 不平等か、不自由か」 民主主義と現状の問題を考え直すのに参
 日本のアメリカ型自由民主主義と、フランスの社会民主主義。その違いを比較し、21世紀初頭以降における日本社会の在り方、今後どのような選択肢を持ち得るのかについて、政治的、経済的な事柄を中心に考えるという内容。 ...続きを見る

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2007/06/04 14:36
読書日記「インコは戻ってきたか」 日常と戦争の境界とは?
 作者の篠田節子が巻末で、女性が主人公の戦争小説、待つのではなく渦中に入ってしまう物語を。ということで書かれた物語。 ...続きを見る

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2007/05/29 01:01
読書日記「ロズウェルなんか知らない」 腹を括ってしたたかに生きよう
 矢祭町のまちづくりの本を読んだあとなので、よし「まちおこし」の本でも続けて読もうと思ったが、直球の本選びではつまらないので、篠田節子のを。 ...続きを見る

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2007/05/22 23:25
読書日記「地域の再生は矢祭町に学べ! 過疎の町にあった活性化のノウハウ」 課題は地場産業を育てること
読書日記「地域の再生は矢祭町に学べ! 過疎の町にあった活性化のノウハウ」 課題は地場産業を育てること  「合併しない宣言」で一躍有名になった福島県矢祭町。子供の頃から身近な行楽地として親しんだつつじが有名な矢祭山公園があるので、なんとなく気にはなっていた。TVなどで報道される時にも見てたからね。で、この度その取り組みの本を読んでみた。 ...続きを見る

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2007/05/09 13:37
読書日記「ハンニバル・ライジング」 やっぱり若いと甘いなぁ
 トマス・ハリスが生み出した悪のヒーロー「ハンニバル・レクター」シリーズの最新作。待っていたのよ、ハンニバル。いやぁ、もう、君のシリーズを読むだけが私の生きるはりとか言ったりして。 ...続きを見る

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2007/04/19 00:17
読書日記「魂萌え!」 逡巡する心がリアルかも
 吹風ジュン、寺尾聡、三田佳子のキャストで映画化された桐生夏生の作品。犯罪は出て来ない。 ...続きを見る

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2007/04/05 22:30
読書日記「弥勒」 最後に行き着くのは救いなのか!?
篠田節子の壮大なスケールのミステリー。 ...続きを見る

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2007/03/23 01:34
読書日記「トゥモロー・ワールド」 黎明なのか、暗黒なのか・・・
 映画「トゥモロー・ワールド」を見て、原作を読んで映画で分からなかったなぞを解こう、と思ったが、原作、全然別もんじゃん。 ...続きを見る

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2007/03/17 23:32
読書日記 生殖補助技術関連書籍を3本!!
 「未妊 「産む」と決められない」(河合蘭著 生活人新書刊)、「妊娠力をつける」(放生勲著 文芸春秋社刊文春新書)、「生殖医療の何が問題か」(伊藤晴夫著 緑風出版刊)を読んだ。読み出すと面白いんだけど、なかなか進まなかったのはなぜ? ...続きを見る

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2007/03/05 23:47
読書日記「吉田電車」 好き!
 吉田戦車が電車に乗って出かけた先で感じたことや考えたことのエッセイ。小学館の『ビッグコミックスピリッツ』で『伝染るんです。』の連載を読んだ時、神様に感謝しましたよ。 ...続きを見る

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2007/02/19 22:53
読書日記「これから戦争なんてないよね?」 ないと思うけど・・・
 憲法改正、共謀罪、新教育基本法、愛国心……。これっていったいなんのため? ハテナだらけの日本の今を、ななみと西川の翁がわかりやすく説明。最近のニュースについていけない人、日本は戦争なんてしないと思っているすべての人へ。 ...続きを見る

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2007/02/19 22:43
読書日記「マオ 誰も知らなかった毛沢東」 苦行のようだったよ
 昨年秋に発行され話題になっていたユン・チアンの「マオ 誰も知らなかった毛沢東」をやっと読了。550頁ぐらいある単行本、上下2冊。このくらいの本を読むのはそんなに大変なことではない。ミステリーならマックス600頁2段組の単行本1冊を2日あれば読み終える。 ...続きを見る

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2006/12/11 22:47
読書日記「星々の舟」 幸福ではない幸せってあるよね
 村山由佳の直木賞受賞作。「天使の梯子」も「野生の風」も私にはぜんぜん面白くなかったので、なかなか手にとる気がしなかったのだが。予想外に面白かった。 ...続きを見る

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2006/11/23 00:16
読書日記「コンタクト・ゾーン」 篠田節子一気読み?
 「ゴイタイ山」以来何年ぶりかで読んだ篠田節子の本「女たちのジハード」が余りに面白かったので、続けて「コンタクト・ゾーン」を読んでみた。 ...続きを見る

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2006/11/23 00:13
読書日記「女たちのジハード」 読後感がいいっス
 篠田節子の直木賞受賞作。損保会社に勤めるOL5人のそれぞれの生きるための戦いを描いたもの。 ...続きを見る

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2006/11/22 00:17
読書日記「天地無用」 やっぱりうまいよなぁ
 今は亡きナンシー関が週刊文春で連載していた『テレビ消灯時間』をまとめた最後の文庫本だ。社会的になんか鬱屈することが起きた時、ナンシー関が生きていて、彼女の視点で痛快に切ってくれたらっていう発言をしている人は多い。私も同意するよ。 ...続きを見る

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2006/10/17 21:15
読書日記「ヒバクシャになったイラク帰還兵―劣化ウラン弾の被害を告発する」
日本イラク医療支援ネットワーク(日本イラク医療ネット)の佐藤真紀編著である。 ...続きを見る

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2006/10/17 20:54
読書日記「響きと怒り―事件の風景・事故の死角」 組織と個人を考えさせられた・・・
 佐野眞一のノンフィクション。JR西日本脱線転覆事故、17歳連鎖殺人事件、雪印乳業食中毒事件、JCO臨界事故、阪神淡路大震災、ニューヨーク同時多発テロ、人びとを震撼させた六つの現場を歩き、そこで拾った声から、問題点をあぶりだそうとしている。 ...続きを見る

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2006/09/24 23:28
読書日記『コンビニ弁当16万キロの旅』 世界と仲良くしなくちゃ
 子供向けのコンビニ弁当の話である。コンビニのお弁当に焦点を当てて、コンビニの経営の大変さ、お弁当の作られ方、お弁当の材料である食料がどこから来るのか、を紹介したものだ。ここでは、食品の安全性などは問われないが、食材がどのくらい遠くから来るのか、フード・マイレージという考え方で計算して見せている。 ...続きを見る

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2006/09/11 22:12
読書日記「犠牲の羊たち」 私にとってはゴージャスな小説
 ニール・ゴードンのデビュー作。 ...続きを見る

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2006/08/30 23:15
読書日記「みんなで一緒に「貧しく」なろう」 最近の暗さに拍車をかける
 昨年9月11日の衆議院選挙の際、言葉の無力さを感じた。自分の持てる能力で持って考え、言語化した思考は長い言葉で説明しなければならず、相手にも相応の思考を要求したので、「敵か味方か」「郵政民営化か否か」「改革を止めるな」などの切れ味のいい、しかしまったく中身の伴わない言葉に負けた気がした。 ...続きを見る

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2006/08/19 22:19
うちの猫村さん・・・いや、私の猫じゃないが( ̄〜 ̄;)
漫画「きょうの猫村さん」。猫の家政婦さんの猫村猫の日常を描いた話題の漫画。昨年から話題になっていて、雑誌などでも見たことあるが、このたび既刊2冊を読了。 ...続きを見る

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2006/08/12 23:10
読書日記「陰の季節」 新しい警察小説なのだけど私にはあまり魅力感じない
 横山秀夫の新しい警察小説の登場と賞賛された短編集。刑事ではなく、巡査でもなく、警察の管理部門で働く職員を主人公にしたので、目新しい。 ...続きを見る

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2006/08/06 23:51
読書日記「グロテスク」 ガラスの天井のように誰もが一度は感じた被差別
 桐野夏生が東電OL殺人事件をモチーフにして書いたミステリー(?)。    世にも美しい妹ユリコを持つ「わたし」は、ユリコと離れたい一心でQ女子高を受験して合格し、スイスに住む両親と離れて祖父とふたり暮らしを始める。エスカレーター式の名門Q女子高は厳然とした階級社会であった。佐藤和恵という同級生が美人しか入れないという噂のチアガール部に入ろうとして果たせず、苛立つのを、「わたし」は冷やかに見守る。 ...続きを見る

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2006/08/06 23:49
読書日記「秘密のミャンマー」 心配になるほど優しい人がてんこ盛り
 椎名誠がカメラマンなどと一緒にミャンマーを見て回った旅行記。椎名誠ならではな、良く食べ、よく歩き回り、よく話をし、よく交流をしていて、なかなか面白い。 ...続きを見る

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2006/08/04 22:39
読書日記「誤読日記」 リーダーズ・ハイ
 私の趣味は読書である。このブログを読んだ人は「読書家だ」という。私は怠け者で、人と協力して物事は進めたり、あちこちに出かけたり、ショッピングを楽しんだりしないのだ。ショッピングは時々、私には苦痛だったりする。 ...続きを見る

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2006/08/02 22:52
読書日記「クライマーズ・ハイ」 読むプロジェクトX?(←古いなぁ・・・笑い)
 横山秀夫は組織の中の男たちの鬱屈、友情、誇りなどを描くのがうまいのかもしれない。 ...続きを見る

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2006/07/23 13:59
読書日記「だって、買っちゃったんだもん!」 一つのジャンルを確立した感じ
 中村うさぎの痛快エッセイ! 新井素子がデビューしたとき、あのしゃべり言葉(口語ではなく)での小説は一見簡単なので、多くの亜流を生み出したけど、やはり本家以上のものは現れなかった。  中村うさぎもそうなんだろうなぁ。 ...続きを見る

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2006/07/23 00:20
読書日記「君たちの生きる社会」 中学生の時に読みたかったよ。
 伊藤光晴の「君たちの生きる社会」は中学生向けに、社会の仕組みをいろいろ考えてもらう、自分で考える力をつけるための手引書のような本だ。 ...続きを見る

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2006/07/16 01:21
読書日記「セレブの現代史」 セレブは表面の問題であるのか?
 写真誌で宝くじが当たった人を紹介し「これで彼もセレブの仲間入り」とか言う見出しをつけていた。私は「3億ぐらいでセレブかよ。ありえねぇ」と思ったのだ。  私の中のセレブは上流階級の金持ちで、慈善活動や社会貢献をよくしている人というイメージだった。  セレブ=セレブリティは有名人の意味。その意味では金持ちとは違う。 杉田かおるがセレブ婚とか話題になったが、すでに有名だった杉田はセレブであり、相手がハイソサエティの人なので、セレブ婚ではなく玉の輿というべきなのだろう。 社会のいろいろなものをチェ... ...続きを見る

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2006/07/09 01:03
読書日記「村田エフェンディ滞土録」 宗教と国家とアイディンティティはもっと自由であるべきなのかもしれ
 私の最近のお気に入り梨木香歩が明治時代にトルコ国王の招待でスタンブールで考古学の研究をしている日本人村田の滞在記という設定の小説。  村田の下宿の主はイギリス人、使用人はトルコ人、下宿仲間はドイツ人とギリシャ人で、2人とも考古学者で遺跡を掘っている。そしてオウム。  国籍、宗教、アイディンティティが違う人々がそれぞれの考えの違いに眉をひそめ、受け入れられないことは受け入れず、それでも尊重し、互いに尊敬の念を持って友情を築いていく様は、梨木が提示するひとつの彼女なりの寛容のスタイルなのかもし... ...続きを見る

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2006/07/06 00:03
読書日記「遺伝子組み換え動物」 遺伝子組み換えはバベルの塔か・・・
 遺伝子組み換え食品、作物の安全性が多くの消費者に不安を与えている。遺伝子組み換えメイズ(とうもろこし)や大豆などは食卓にダイレクトに載るというよりも、動物を介している場合が多い。  遺伝子組み換えメイズや大豆が豚や牛などの資料になっているからだ。  大変だなぁってと思っていたが、遺伝子組み換え動物の実験の現場はもうむちゃくちゃであるということがこの本で分る。  様々な実験は人間のため、医薬品を作ったり、移植用臓器を作ったりする基礎研究という大義名分だけど、読んでいるときっとやりたくて、面... ...続きを見る

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2006/07/06 00:01
読書日記「ミスティック・リバー」 人生の困難を淡々と描いた筆力に感嘆
 デニス・ルヘイン作のミステリー。イーストウッドが監督した同名映画の原作。 過酷な運命を背負いながら、それでも幸福を求めて抗おうとする人たちの物語。やるせない哀しみの中に、優しさが宿っている。刑事が出てきて犯人を逮捕するに至るが、それぞれが問題を抱えて身に善と悪を携えている。 境遇を越えて友情を育んできた、ショーン、ジミー、デイヴ。だが、十一歳のある日、デイヴが警官らしき男たちにさらわれた時、少年時代は終わりをつげた。四日後、デイヴは戻ってきたが、何をされたのかは誰の目にも明らかだった。それ... ...続きを見る

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2006/06/23 01:23
読書日記「ディープ・スロート 大統領を葬った男」 老化について考えさせられた
 ニクソン大統領を辞任に追い込んだ「ウォーターゲート事件」。2005年に「ワシントン・ポスト」紙の新米記者ボブ・ウッドワードに地下駐車場で極秘情報をリークしていた人物が名乗りを上げた。当時のFBI副長官マーク・フェルトだった。フェルトが死ぬまで秘密を守り抜く覚悟でいたウッドワードが、その告白を受けて初めて明かす、フェルトとの出会い、情報源秘匿のエピソード、その後の二人の関係などを告白したもの。  「ウォーターゲート事件」は有名だが、私が子供の頃に起こったものなので、あまり関心がない。  しか... ...続きを見る

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2006/06/23 01:21
読書日記「狼の帝国」 2階建て洋館だと思って入ったらぜんぜん違ったって感じ
 羊頭狗肉とは逆にあるミステリーとはこのことか!! 文句なく、私の好み! やっぱり、事件の怖さのレベルを保ってくれないとね。  「クリムゾン・リバー」と同じ作者、J=C・グランジェ、この人の作品は初めて読んだ。映画「クリムゾン・リバー」は1,2とももうちょっとおどろおどろしさを持続してほしかったなぁと思ったんだけど、今回の小説を読んで「クリムゾン・リバー」も原作を読んでみようと思ったよ。  奇妙な記憶障害に悩まされる、高級官僚の妻アンナは脳の生検を勧められていた。彼女の住むパリで起きた、トル... ...続きを見る

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2006/05/29 23:45
読書日記「町長選挙」 「物事、死人が出なきゃ成功なのだ」だって(笑い)
 奥田英朗のとんでも精神科医伊良部が活躍(暴走?)する小説は、現実の出来事、登場人物をモデルにしているので、読んでいて頭にその人物が浮かび、くすっと笑える。  4本の中篇が入っているのだが、「オーナー」は人気球団オーナーで大新聞の取締役会長のあの人がモデル。文中は「ナベマン」というあだ名で呼ばれる。「アンポンマン」は先ごろ拘置所から保釈された元IT会社社長がモデル。タイトルとあだ名が同じ。「カリスマ稼業」は40代の人気女優が主人公。  それぞれが心に抱える違和感を、伊良部の診察されることで微... ...続きを見る

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2006/05/16 23:08
読書日記「さびしいまる、くるしいまる。」 きれいごとの後始末
 中村うさぎのホストクラブ通いをまとめたエッセイである。  運命を変えたホスト、春樹との出会いから別れまでを綴った感動エッセイ! 私はホストに恋をしてしまった。よりによって十五歳も年下の…。彼の愛の言葉は金のため? それとも本当に私のこと好きでいてくれるの? 幸福の絶頂と地獄の苦悩の間で揺れ動く日々を赤裸々に綴った感動エッセイ。  いやぁ、私は週刊誌での彼女のエッセイを愛読しているので、ホストクラブ通いとその後、なんかがあったらしいというのは知っていたが、文庫版のあとがきを読んでびっくりと... ...続きを見る

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2006/05/16 22:50
読書日記「獣たちの庭園」 こういう社会はやだ
 1936年のドイツ、ベルリンを舞台にオリンピック開催に沸きあがっているかに見えながら、ナチスドイツが徐々にその支配を強め、軍備を増強している様子を背景にしたミステリー。米国人の殺しやポールが上院議員や軍の秘密の任務でベルリンに入り、ナチスドイツの交換を暗殺しようと企てる。  ポールや米国人工作員、ドイツ警察の刑事、ベルリンのギャング、政府高官、今まで通り美しい詩を美しいと教えただけで教師を馘首になった女性などなどの登場人物が、ヒトラーやゲーリング、ヒムラーの支配する社会のおぞましさを浮き彫り... ...続きを見る

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2006/05/16 00:27
読書日記「戦車映画」 私も早くキング・コングみたい!
 「伝染るんです」で一世を風靡(?)し、中川いさみなどと不条理マンガというジャンルを確立した吉田戦車の「映画の感想文」。いやぁ、本当にまじ感想文です。読みながら、「伝染るんです」や「殴るぞ」「フロマンガ」などのアイディアが出るその源をはるか彼方、霞の中にうっすらと見たような気がした。  あとがきに「戦車映画」の連載を終えてから、彼の好きな映画ベストワンに「キング・コング」が輝いたと書いてあった。  映画好きには評判がいい「キング・コング」。「えっキング・コングのリメイクゥ〜?」って思ったが、... ...続きを見る

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2006/05/07 00:34
読書日記「ぐるりのこと」 自分が特別じゃないと戒めること
 梨木香歩のエッセイだ。ちょっと今は梨木香歩の世界にはまっています。  自分の日々のことを書きながら、そこから伸ばした思索の羽をつづり、自分の日常にと戻っていくそういうことを繰り返し書き連ねているエッセイだ。  「ぐるりのこと」とは自分の身の回りのことであるが、そこには他者と自分の境界、他の文化、他の国、他の宗教と自分の国、自分の文化、自分の宗教(思想)の境界について思い巡っている。  他者への理解、共感の大切さを書きながらも、そうはいっても自分の中にある偏狭さへの言及も忘れない。さまざま... ...続きを見る

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2006/04/24 13:09
読書日記「西の魔女が死んだ」 ユーミンの「やさしさにつつまれたなら」が流れる世界
 勢いがつき梨木香歩の小説を読んだ。日本児童文学者協会新人賞を受賞した、生きることに迷った思春期の少女向けの内容かもしれないが、描かれる世界のオールドファッションなところが、スローライフやサスティナブルライフと言い換えると、最先端の生活にかわる。  中学に進んでまもなく、学校に行けなくなった少女まいは祖母の家で1月あまりを暮らす。イギリス人の祖母はまいの「おばあちゃん、大好き」に「アイ・ノウ」と答える。祖母の暮らしはオールドファッション。洗濯機が壊れたからと洗濯物は洗い桶で手で洗う。ハーブを育... ...続きを見る

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2006/04/19 19:58
読書日記「ぜんぜん大丈夫 静と理恵子の血みどろ絵日記」 の、ぜんぜん大丈夫じゃない様
 桜花賞をとったので、この勢いで皐月賞も取ろうと思ったが、予想もしなかったドリームパスポートが2着に入り、本命で固めていたアドマイヤームーンの追い込みが今一歩の4着であったために、馬連も3連複も3連単もこけた!! 馬券は取れなかったが、22年の騎手生活ではじめてのG1制覇となった石橋守騎手のインタビューの表情を見ていたら胸が熱くなってしまった。感激で涙ぐみそうなところをぐっとこらえて、一見淡々と見えるような表情で答えていた。泣く寸前の人の顔ってあんなんだよなぁって・・・  うれし涙って悲しい時... ...続きを見る

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2006/04/17 22:59
読書日記「春になったら苺を摘みに」 文章のうまさが際立つ
 梨木香歩の小説は「からくりからくさ」しか読んだことがない。しかし、読んでいてその独特の雰囲気が漂う世界に圧倒された覚えがある。小説とはこういう人が書くものだと。文章の的確さ、鋭敏さ、物語の運び方、伏線の張り方のうまさ・・・どれをとっても参りましたとしか言いようがない。  その梨木香歩のはじめてのエッセイ集だという「春になったら苺を摘みに」は、エッセイだけど、なんか小説を読んでいるような空間が広がる。この人は、文筆家になるべくして生まれた人なんだと感服した。  話は、彼女が留学していたイギリ... ...続きを見る

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2006/04/17 14:27
読書日記「神は銃弾」 克服すべきは精神の傷なのか
 憤怒―それを糧に、ボブは追う。別れた妻を惨殺し、娘を連れ去った残虐なカルト集団を。やつらが生み出した地獄から生還した女を友に、憎悪と銃弾を手に…。鮮烈にして苛烈な文体が描き出す銃撃と復讐の宴。神なき荒野で正義を追い求めるふたつの魂の疾走。発表と同時に作家・評論家の絶賛を受けた、イギリス推理作家協会最優秀新人賞受賞作。 ...続きを見る

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2006/04/09 00:13
読書日記「イエスの遺伝子」 科学者も宗教者も傲慢!
 物語は2002年のアメリカ。天才的遺伝子学者トム・カーターは、人間の設計図ともいえる遺伝子の内容をすべて解読する画期的装置を発明する。彼は、一人娘ホリーの遺伝子を自らの装置で調べ、まもなく彼女が脳腫瘍を発病して1年の命となることを知る。それが遺伝子情報から得たホリーの運命だった。しかし、カーターは諦められない。あらゆる可能性にしがみつき、娘の命を救おうとする。そして、最後に残された道は、奇蹟の治癒能力を持つイエス・キリストの遺伝子、すなわち「神の遺伝子」の謎を解くことだった―。神の遺伝子の謎が... ...続きを見る

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2006/04/03 23:27
読書日記「カルト資本主義」 確かに立つことの難しさ
 斉藤貴男の「カルト資本主義」は昨年末に購入し、他の本を間にはさみながら読み進めていた。「永久機関」や科学技術庁のオカルト研究など、どうも読むのがきつかった。  しかし、読み進めるうちに空恐ろしさを感じた。ここで取り上げているカルトの数々、ニューエイジやオカルトなどに群がる官僚や大企業の幹部、中小企業の経営者は、結局のとこと何を信じているかというと、「効率主義」「資本主義」「金儲け主義」なのだろう。ことによると「全体主義」だったりするかも。  要するに、雰囲気として人々の心を捉えやすいもの、... ...続きを見る

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2006/03/20 00:19
読書日記「オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す」 なにいいたいの?
 三砂ちづるのこの本が出た時、すごく話題になったが、はいはい、またまた男の側に立った女の人が、女はぐだぐだしていずに子供をとっとと産めよということを、さも良識があるようにいう本だろうと思った。  しかし、著者が疫学のドクター持っているだなんてびっくりの内容。でも、この本いいと思う人多いんだろうなぁ、だって、これを読もうと思ったのは、子育てしている女性が、あまりに面白いと思ったといっていたからなのだ。  前半はなんかなぁと思いながら、調査内容などデータに基づいた話もあり、面白いところもあったの... ...続きを見る

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2006/02/19 23:56
読書日記「女の人生すごろく」 制度と感情をシビアに分けなくちゃならないのかな?
 1994年に文庫版が出版されて10年で3刷りになっている。息が長い文庫本ということなのだろうか。「負け犬の遠吠え」とセットになって、よく取り上げられていたのが「女の人生すごろく」の作者、小倉千加子の「結婚の条件」だった。女性が一生涯に出産する平均の子供数「合計特殊出生率」が2003年は1・29にまで落ち込んだのだが、「出世率が下がるのは、結婚年齢が上がっているのだから、当たり前」って書いてあったと思う。確かに、20歳で結婚すれば、子どもを3人や4人産む時間があるかもしれないが、30も半ばを過ぎ... ...続きを見る

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2006/02/14 21:23
読書日記「文学的商品学」 こういう読み方もあるんだぁ
 斎藤美奈子が文学を「もの」を中心に切るというもの(きるというか、評論だけど)。惹句が「商品情報を読むように小説を読んでみよう」である。 青春小説やカタログ小説、野球文学、貧乏小説まで。いくつかの小説(と一部ノンフィクション)を取り上げ、カテゴライズして、評論していく。 青春小説でのファッションの描写から、人が何にどきどきしているのかを紐解き、バンド文学から文字で音をいかに鳴らすかという工夫を論じ、貧乏小説はインテリ小説である(そして、自己満足である)というのをカンパする。 にゃるほど... ...続きを見る

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2006/01/27 23:57
読書日記「パイロットの妻」 いくつかの立場に立たされるんだね
 アメリカの北東部の海岸沿いに暮らすキャスリンは高校の教師。夫のジャックは国際線のパイロット。一人娘のマティと近所に住む祖母のジュリアとともに、幸せに暮らしている。深夜、ノックの音に起こされたキャスリンは夫の操縦する旅客機が墜落した知らせを受ける。  キャスリンはマスコミ、そして航空会社や事故調査委員会が押し寄せる中で、娘と二人悲嘆にくれる。が、次々に寄せられる情報と、疑惑から自分の知らなかった夫の姿は徐々にあらわになっていく。  パイロットの妻は、夫が事故があった際に、ただ悲しみに浸れるわ... ...続きを見る

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2005/12/16 00:16
読書日記「徳川将軍家十五代のカルテ」 幼児死亡率って高いよなぁ
 徳川家康から慶喜までの十五代がどのような生き方をしたのかを、健康面から見たもので、簡単に読める本だ。時々、著者の筆の暴走が気になったが、意外に知らない徳川将軍家の系図とか、それぞれの将軍の健康状態、妻や側室、子供の数などがわかって面白かった。  例えば、一説には三代将軍徳川家光は名君であり、風貌もすばらしかったというが、実像は貧相な小男だったとか。また、九代家重と十三代家定は障害者であったことが明白であろうが、それでも将軍の座につけたのは画期的であったと評価している。  また、多くの側室が... ...続きを見る

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2005/11/29 23:25
読書日記「今夜、すべてのバーで」 今読むとねぇ・・・
 中島らもが酔って階段を踏み外し、脳挫傷で死んだということを知った時、「中島らもらしい」と思った。小心者の自分は、憧れつつも中島らもの様な飲み方はできないと思った。  ただ、私は中島らものファンとも言えない、彼の書いた本をほんの数冊読んだだけの読者なので、かなり彼との距離がありまるでよその国の首都が空爆にあっているのを、TVで見ているような、現実感のなさで中島らもを捉え、死を感じたからだろう。家族や、身近な関係者なら、もっと、大きな鉛のような思い、憤りを中島らもの死に抱いたのだろう。  「ガ... ...続きを見る

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2005/11/12 00:32
読書日記「ウェクスラー家の選択 遺伝子診断と向き合った家族」 答えが見つからない
 母方の父、おじ、そして母をハンチントン病(ハンチントン舞踏病 大脳中心部にある線状体尾状核の神経細胞が変性・脱落することにより進行性の不規則運動(舞踏様運動)、認識力低下、情動障害等の症状が現れる常染色体優性遺伝病のこと。多くは40歳以降で発症し、10年から20年で死に至る。まだ、治療法は見つかっていないとされている)で亡くした姉妹と父親が、母の病気と向かい合い、米国で患者団体、研究団体、研究支援団体などを組織、関係、支援した家族の記録だ。 ...続きを見る

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2005/11/10 00:22
読書日記 「エイズとの闘い」 勇気付けられる1冊
 岩波ブックレット「エイズとの闘い 世界を変えた人々の声」(林達雄著)は、世界のHIV/AIDSの感染者、患者、その支援者が世界を変えていく話である。AIDSの治療薬が続々開発され、先進国では薬ときちんとしたケアをすれば発病を抑えられるし、長く生きることもできる。しかし、その治療薬が効果で手に入らない開発途上国に住む患者たちは、短い生涯を閉じていく。  経済格差、技術格差、偏見などさまざまな困難の中で、多くの人たち、先進国の住む医療従事者やNGOのメンバーも、開発途上国でのHIV/AIDSの治... ...続きを見る

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2005/10/25 22:03
読書日記 「失踪日記」 悲惨だけど憧れる(甘いかなぁ・・・)
 吾妻ひでお話題の著書。90年くらいに、吾妻ひでお失踪の報を聞いたことを覚えているが、こういうことだったのかと納得(?)。  漫画の絵は相変わらず吾妻調でかわいいし、話はまったく笑えない悲惨なことは描かれていないので、「失踪楽勝」って思っちゃうかも(思わないか・・・)。  屋外で食料漁りながらの生活はやだけど、失踪は憧れる。出奔よね、うーんしてみたいって、家族と住んでいないと、出奔する際もその覚悟度が違うか・・・  十分な軍資金があったら出奔してみたいっすね。宝くじ当たったら何する?って聞... ...続きを見る

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2005/10/24 22:01

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