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zoom RSS 映画日記「ブラッド・ダイヤモンド」 見終わってからディカプリオが演じたアーチャーという役に恋をしたよ

<<   作成日時 : 2007/05/07 00:52   >>

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 この映画、すごいよ。久々に、見終わってから登場人物に恋に落ちたもん。それ程人物の造形がよかったってことなんだけど。

 もちろん、ダイヤモンドと紛争、内戦の関係。先進国のダイヤモンド産業が紛争や内戦を長引かせていること。紛争や内戦にかかわることで食べている多くの組織や個人。紛争や内戦が産業になっていること。子供を誘拐して洗脳し兵士に仕立てる様。腕を切り落とすこと(これはベルギーが持ち込んだとか)で、戦意を喪失させたり(対人地雷の目的のほとんどがこれ)、選挙をさせないことなど。

 今、アフリカが抱えている問題であり、でも、アフリカだけでは解決しない問題、責任が先進国にもあるもの。

 そういう、私たちが一見何も関係ないと思っているものが実は彼の地で子供を親から奪っていたり、大人の腕を切り落としていたり、女性が強姦されていたりするんだって言う、深い問題点をエンターテインメント性を忘れずに描いているとこなんか、すげぇと言わずしてナンというんだ。

 そんな作品だ。

 武器商人を扱った「ロード・オブ・ウォー」と合わせてみるといいかもね。

 ジンバブウェを知っている友人が、ディカプリオの英語が早口にならなければローデシア人(ジンバブウェは独立前にローデシアといった)のものだといっていた。そうなんだぁ、ちゃんと言葉や話し方も変えているんだね。

 私はこういう映画を観ながら、この中で自分だったらどういう行動をとるだろうと考えている。

 舞台となるシエラレオネの首都フリータウンに反政府軍が攻め込んできて、政府軍と激しい戦闘を繰り広げ首都を鎮圧するんだけど、この時にただ闇雲に逃げ惑っている人たちは軒並み撃たれてしまうわけだ。政府軍だって、私服の反政府軍は一般市民と区別が付かないから撃ちまくるわけだ。この中を、アーチャーとブラッド・ダイヤモンドを採掘場で見つけ隠したソロモンが逃げるんだけど、この時何をどう見て切り抜けるのかが傭兵としてのアーチャーの才能が仄見える。そして、なるほどこういう場合はこうするのかと、学ぶ。もちろんそんな学びが役に立たないことを祈るんだけど。

 1999年、内戦が続くアフリカ西部のシエラレオネ。

 漁師ソロモン・バンディー(ジャイモン・フンスー)は、反政府軍RUFの襲撃によって家族を引き裂かれる。ソロモンはダイヤモンドの採掘場に連れて行かれて働かされる。そこで掘り出されたダイヤがRUFの資金源となっているのだ。ある日、ソロモンは驚くほど大粒のピンク・ダイヤを発見する。このダイヤがあれば、家族を救い出すことができる――。危険を覚悟で監視の目をかいくぐり、ピンク・ダイヤを誰にも知られない場所に隠した。

 ダイヤの密輸を生業にしているダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)は、自分のしていることが紛争を長引かせ、その結果、多くの命が犠牲になっていることなどお構いなし。それが彼の生き方だった。ある時アーチャーは巨大なピンク・ダイヤがどこかに隠されているという噂を聞き、その場所を知っているソロモンに接近する。
 
 アーチャーは行きつけのバーでアメリカ人ジャーナリストのマディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー)と出会う。彼女が追いかけているのは、まさにRUFの資金源となっている“ブラッド・ダイヤモンド”の真相。アーチャーがダイヤの密売人であることを知ったマディーは彼に情報の提供を求めるが、アーチャーは固く口を閉ざす。

 アーチャーは、家族探しを手伝う代わりにダイヤを埋めた場所へ案内するようソロモンに持ちかけ、マディーには、情報の提供と引き換えに、ジャーナリストの立場を使ってソロモンの家族を探してくれるよう依頼する。そして、たどり着いた難民キャンプ。待ち焦がれていた家族との再会。しかし、そこにソロモンの息子の姿はなかった。少年兵に仕立てるためにRUFが連れ去った可能性が高い。この先、危険の渦中に乗り込んで息子を探し出すためには、どうしても助けが必要だ。ソロモンは覚悟を決め、アーチャーの申し出を受け入れた。

 アーチャーは暴力と悪事にまみれたこの暗黒の大陸から抜け出すため、ソロモンは息子の行方を突きとめるため、そしてマディーはアーチャーから決定的な証拠を引き出すために、3人はピンク・ダイヤを探しに向かった。

 ソロモンを演じたジャイモン・フンスーとディカプリオがアカデミー賞にノミネートされたのもうなずける。迫力ある演技。人間の中にある善と悪、それが溶け合うのではなく状況に応じてそれぞれが言い割りあうでうまくでている。まったくの悪人も、まったくの善人もいない、おおよそ悪人も、おおよそ善人もしかり。その時々に応じて、自分勝手になったり、相手を陥れたり、弱さを出したり、怒り出したり、慈しんだり。そういうのをうまく演じていた。

 脚本のすばらしさ、人物造詣の深さ、演じる役者の力量、そういうものが合わさってうまくできたのかな。

 また、モザンビーク、シエラレオネ、南アフリカで撮影されたアフリカの風景が映画に深みを増していた。

 アフリカの赤い土は血をすっているからだという台詞があった。その通りかもしれない。ならば、もう血を吸わせないように出来ないものか。

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